ハリネズミのような小さな動物は、体調が悪くなると一気に悪化してしまうことがあります。
そのためには、あなたの近所にハリネズミを診察してくれる動物病院があるか前もって調べておくと、いざという時にあわてなくて済むので安心ですよ。
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動物病院は、タウンページやインターネットで調べることが出来ます。
しかし、情報結果が曖昧だったりすることもあるので注意が必要です。
まだホームページを開設していない動物病院もあるため、電話で確認しておくといいですね。
病気の早期発見が大切
犬や猫などの動物全般に言えることですが、ハリネズミも体に不調があると、それを隠そうとします。
なぜなら、野生では弱っている姿を見せると、敵に襲われやすくなるからです。
そのため、飼い主さんが「あれ?元気が無いわ」と気づいた頃には、症状が進行していることもあります。

ハリネズミがかかりやすい病気とその症状について知っておくことで、病気の早期発見につながることもあります。
ですが、ハリネズミの病気はたくさん種類があり、同じ症状でも治療法が異なる場合があるので、素人判断はやめて動物病院に相談しましょう。

ハリネズミがかかりやすい皮膚の病気
- ダニ症(疥癬かいせん)
- 耳ダニ症
- 外耳炎
- 細菌性皮膚炎
- 落葉状天疱瘡
ダニ症(疥癬かいせん)
主に疥癬(かいせん)ダニが原因の皮膚病で、寄生された個体との接触、床材などを介しての感染が多く、ハリネズミがかかりやすい病気です。【主な症状】
針のつけ根にかさぶたのようなフケができる。
針が抜ける。体をかゆがる。元気が無い。食欲の低下。
耳ダニ症
耳道の入り口に見られる皮膚病です。ネコショウセンコウヒゼンダニというダニが寄生することで起こります。
【主な症状】
耳をかゆがる。よごれた耳垢が出る。
外耳炎
耳介から鼓膜までの外耳に、細菌やカビ、耳ダニなどが感染することで炎症が起きる病気の総称です。【主な症状】
耳の中が汚れる。耳が臭う。耳から膿状の分泌液が出る。顔や耳にさわられるのを嫌がる。しきりに頭を振る。
細菌性皮膚炎
ブドウ球菌などの常在菌による細菌感染症です。細菌が皮膚の深い場所にある皮下組織細胞にまで侵入して化膿を起こす場合もあります。
【主な症状】
かゆみや赤みが出て針が抜ける。皮膚が腫れたりする。
落葉状天疱瘡(らくようじょうてんぽうそう)
めずらしい病気です。体全体に小さな水疱ができ、それが乾いて落ち葉のように皮膚の表層がはげ落ちる病気です。
【主な症状】
全身の針が抜ける。皮膚が乾燥して毛が抜ける。足、肛門、耳、あごなどが赤くただれる。
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我が家の犬の話になりますが、飼い始めたばかりの頃、耳ダニ症にかかったことがあります。
耳をしきりにかゆがっていて、頭をよく振ったりしていました。
犬を飼い始めて間もなかったこともあり、動物病院の説明では、母犬の元にいた頃には感染していたのだろうということでした。
耳の中なので、治療は薬でダニがいなくなり、かゆがる症状がなくなるまで続けるしか方法はないんですよね。
数種類の治療法を試し、ダニ駆除剤を耳に滴下することで完治することができました。
小型犬でも耳に液を垂らしたり、綿棒で耳垢のチェックをするのは嫌がり大変でした。
ほとんどの人が、ペットショップやブリーダーさんから、ハリネズミを購入すると思います。
ですが、産まれ育ってきた環境の衛生状態までは、私たちは把握することはできません。
ハリネズミを迎え入れたばかりの頃は、特に注意してあげて下さいね。
皮膚病じゃなくても毛は抜けることがある

この写真、我が家のハリネズミちゃんなのですが、針と毛の境目の部分の毛がないのがわかりますか?
これは、毎年冬場に起きることなのですが、ペットヒーターを使う季節になると毛が抜けるんです。
理由はわかりません。だけど、皮膚炎ではないです。
なので、ペットヒーターを使わない時期になると、自然に治っているんですよ。
今回は、皮膚病につて説明しました。
次回は、体のパーツの病気について説明していきますね。
次回は、体のパーツの病気について説明していきますね。
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