介護保険サービスを利用するにはケアプランが必要です。

私はケアマネをしていますが、初めてお会いした本人やご家族に「介護保険のサービスを使うには、何をどうすればよいか わからなかった」とよく言われます。

もし、家族や身近な人に介護が必要になった時にどうすればよいのか。

ケアプランを作成してもらうにはどうすればよいのか、何を伝えればよいのかをお伝えいたします。 

スポンサードリンク



介護保険のサービスを利用するには、誰に相談すればいいの?


medical-consultation-470496_640
 

まずは、お住まいの市区町村の介護保険課か地域包括支援センターに相談しましょう。

そして要介護認定の申請をします。

要介護状態でも、介護認定の申請をして要介護度を出してもらわなければサービスを使うことができないので気をつけて下さいね。

要介護度の結果でサービスの支給量が決定し、自己負担率が1割か2割なのかは収入によって変わってきます。



要介護認定って何?


elder-1471399_640
 

要介護認定の申請をすると、調査員がご本人やご家族にお会いして(自宅か病院など)本人の身体の状況、どれくらい理解できているか、介護はどのようにどれくらいされているのかを聞き取ります。

私も認定調査をさせてもらっています。

一件にだいたい40分~1時間ぐらい聞き取りをします。

「生年月日を教えて下さい」「今の季節はなんでしょうか」と聞いたり、できる状態であれば「いつものように立ち上ってもらえますか」と実際の立ち上がり動作を見せてもらうなど、たくさん確認させてもらいます。

要介護度は介護の手間の総量なので、実際に手間がかかっていることをきちんと伝えないと介護度に反映されません。

調査の時に伝え忘れないようにメモなどに書きとめておくといいかもしれません。

認定調査による一次判定と主治医意見書(かかりつけのお医者さんが心身状況について作成してくれたもの)をもとにした介護認定審査会を経て要介護度が決定されます。

スポンサードリンク



要介護認定結果が出たら


要介護認定結果が出たら(結果が出る前でも申請した日から暫定利用はできますが)介護保険証が届きます。

その封筒の中にどうすればよいか説明書きが入っているので、必ず確認して下さいね。

 


要支援1・2は地域包括支援センターと契約

要介護1~5は居宅介護支援センターと契約


それからケアマネージャーにケアプランを立ててもらってからサービスの利用開始になります。



ケアプランとは


student-849825_640
 

本人様・ご家族と話し合い、生活環境・心身状態・経済状況・要望や必要性に応じてどんなサービスをいつ、どれぐらい利用するかを決める計画です。

 

介護保険のサービスは1割(もしくは2割)の自己負担ですが、残りの9割は40歳以上の人が払った介護保険料と税金などの公費です。

*例えると、訪問介護に1回300円自分で払ってやってもらったとするとその9割の2700円も公費で訪問介護事業者さんに支払われるのです。

つまり1回300円でやってもらうサービスは本来であれば3000円なんです。

公費を使うため、必要なものに必要なだけ利用するというこをと明記しなければなりません。

そのためにもケアプランは必要になります。



ケアプランを作成する時に伝えてもらうとよいこと


041
 

経済的なことはあまり言いたくはないと思います。

しかし、一月にこれぐらいまでしか出せないときちんと言っておいてもらえると、ケアマネもそこを意識してサービスを組み立てて提案すると思います。

本人の生活歴でどんな性格だったのか、どんなものに興味があってどんなことをしてきたのかを伝えておくといいですよ。

 

例えばデイサービスを選ぶにしても性格的に大勢のところは好きでなければ少人数のところを探します。

あと、将棋が好きであれば将棋をやっているところを探します。

身体を動かすことが好きであれば身体を動かすことを重点的にやっているところでなおかつマシーンがいいのか、そうではなくストレッチなど人が教えてくれるところがいいのか、1日利用か半日利用かなどなど、できるだけ本人に合いそうなところを探してくれます。

 

探してくれなかったり、自分の所属している事業所のサービスばかりをすすめる時には「他にもないですか」と聞いてください。

選ぶ権利は本人にあります。

あと、医療行為があるか、病歴など心身状況はできるだけ伝えて下さい。



モニタリング時に伝えてもらうとよいこと


023
 

どんなサービスをどれぐらいの頻度でなどケアプランの原案を作ったあとに、そのサービスの事業者さんたちに来てもらって本人・家族も含めてみんなで話し合いをします。(サービス担当者会議といいます)

サービスはいつから開始するか、サービス利用時に気をつけるべきことは何か、目標はどうするかなどを共有します。

この時に、本人やご家族もどんどん思っていることやわからないことを聞いて下さいね。

 

サービス担当者会議を経て、サービス計画原案を修正するところがあれば修正して、サービス事業所と契約してからサービスの開始です。

 

ケアマネージャーは、要介護の方であれば毎月、要支援の方であれば3ヶ月に1回(それ以外の月は電話など)ご自宅を訪問します。

これがモニタリングになります。

サービスがきちんと提供されているか、ご本人・ご家族の心身状況や環境に変化がありサービスを変更する必要性がないかなどのお話を伺います。

 

ちなみにケアマネが来るからといってお茶やお菓子は用意しなくていいです。

お断りするように指導されています。(ですが、どうしてもとすすめられる場合には、お茶をいただく時もあります。)

 

モニタリングの時には、先月と状況が変わっていればそれについて伝えて下さい。

必要があればサービスを調整するだけではなく、要介護認定を見直してもらうことが必要であればその代理申請もします。

 

本人だけでなく、家族が大変な時にはそれも相談して下さいね。

本人と家族で抱え込む方もたくさんいます。

抱え込みすぎると心身に支障をきたしてしまうこともあります。

そうなる前にうまく私たちを使って下さい。

 

私は一見関係ないと思えることでも、お話を聞くことが仕事であると思っています。

長いと1時間以上ずっと話し続けられることもあります。

ケアマネージャーの利用料は、介護保険から10割出ているので利用者負担はありません。

安心して何かあるときには連絡して呼んでくださいね。



まとめ

  •  介護保険のサービスを利用するには要介護認定を申請して受けなければなりません。申請すると調査員が来て認定調査をします。
  •  認定結果の要介護度によって、要支援の方は地域包括支援センター、要介護の方は居宅介護支援センターと契約します。そしてその事業所のケアマネにケアプランをたててもらいます。
  • ケアプランをたてる時には経済状況や心身状況、本人の生活歴や性格や好きだったことなどを伝えてサービスを紹介してもらうといいです。
  • モニタリングの時には前回の訪問から変わっている心身状況や環境について伝え、サービスの調整が必要であればしてもらってください。困りごとがあれば遠慮せずに相談して下さい。
大まかに介護保険の認定の申請からケアプランの作成とモニタリングについて理解していただけましたか?

介護保険はわかりにくいとよく言われます。

ケアプランを作成しても、字を読むのが億劫で見ない人も多いです。(歳を取ると、細かい字を見るのは大変面倒くさいですものね)

ですが、私はご本人とご家族がその置かれた環境の中で最善でいられるようにケアプランを作成していくのが、ケアマネージャーの役目だと思っています。

協力ライター:京ちゃん さん

スポンサードリンク

 

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)