神経系の病気で、ハリネズミふらつき症候群というハリネズミ特有の病気があります。
英語での略称は、WHS(Woddly Hedgehog Syndrome)といいます。
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ハリネズミの足の様子がおかしい
「いつもとハリネズミの歩き方がヘン?」
飼い主さんが、いつもと違うハリネズミの異変に気付き、病気が発覚することが多いです。
まず、ハリネズミの後ろ足の様子をよく観察してみましょう。
- ハリネズミの歩き方が、急にぎこちなくなった。
- ハリネズミの足が震えている。
- ハリネズミの足を触っても嫌からない。
- 四肢に力が入らない様子。
うちのハリネズミちゃんの例なんですが、まれに寝起き直後だと足を動かさずにジーッとしていることがあります。
なので、心配になり足を触っていると徐々に動き出し、しばらくすると何事もなかったかのようにスタスタ歩きだすことがありました。
多分、寝起きで体が固まった状態だったのでは?と勝手に推測しているのですが、あなたが飼っているハリネズミちゃんはどうですか?

ハリネズミふらつき症候群の症状とは

後ろ足から麻痺がはじまることが多く、やがて四肢全部が麻痺してふらつきはじめます。
ハリネズミふらつき症候群を発症すると、体が衰弱し病気も進行していきます。
現段階では、治療方法もないため、ハリネズミが寝たきりの生活になり、やがて死亡していくのを見守るしかないという、飼い主にとってはとてもツライ病気です。

なぜハリネズミふらつき症候群になるの?

まだハッキリと原因はわかっていません。
- 遺伝性という説
- 星状細胞腫という神経の腫瘍という説
- マウス肺炎ウイルスがハリネズミの脳に入って発症するという説
- 特定の栄養素が不足しているためという説
まだ原因究明と治療方法について研究中の病気のため、早くいい結果を聞けるようになりたいですね。

ハリネズミふらつき症候群の治療法はあるの?

現段階では、治療方法がありません。
ハリネズミの四肢に力が入らなくなって感覚が鈍くなり、筋肉が劣化しながら全身に麻痺が広がっていくのを、ただ見守るしかありません。
麻痺状態になると、食事や排泄がひとりでできなくなります。
そして、床擦れができないように、数時間ごとに体勢を変えてあげるなど介護が必要になってきます。
少しでも、寝たきりのハリネズミが過ごしやすい、やわらかくて快適な寝床を用意してあげましょう。
排泄の問題ですが、便を掻き出してあげなくてはいけない子や、おもらししてしまう子などいるかもしれません。
汚れてもすぐに取り替えることができるよう、ペットシーツなどを活用するのがいいですよ。
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自分が納得できる行動をしていれば、ハリネズミとお別れしたあとに「ああしてあげれば良かった」なんて後悔せずにずみますよ。
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